教 養 講 座  平成27年9月11日(金) 加古川北公民館大ホール

                                講師 薬剤師 望 月 美 孝                                          


薬と上手な付き合い方

 〜薬の良い所と気をつける所〜

(講師の紹介
 
 先生は、加古川市内に於いて相談薬局を経営され、薬のこと、病気のこと、体のこと、健康に関することなど、色々な方の相談にのっておられ、BANBANラジオにも出演されて、豊富な知識で薬の話しをされています。寿大学のみなさんもどうぞ、何時でもいらっしゃいと言っておられました。



演台の講師


[講 義 内 容  の 要 旨]

                  〜 医者と薬について

○ 良い医者と良い薬が良いのではない。その人に合った医師と薬が良いのである 。
   このことに ついて手助けするのが薬剤師である。なぜならば、薬は飲まない方が
   良い場合がある。
  (例えば、痛み止めと胃薬の飲み合わせは良くない。胃薬が効かなくなる。)

○ 病気とは、毎日同じ時間帯に同じ症状が出る。これは、何処が悪いのか知る必要がある。

○ 薬とは、飲むだけではない。話しをし、喋ることも薬である。

○ 自律神経(不安、イライラ、寂しさ)が病気でなく。これは、自分の弱点である。
   自律神経を取り除いたもの、これが病気である。


                   〜自分に合った薬とは〜

○ 西洋医学=目的は病気を治す。

○ 東洋医学[漢方]=目的は命を守ること(長生きをする)。

○ 伝統医学[薬草]=目的は、文化を継承(自分の生活習慣を守る→生活習慣を
   カッチリ守っ ていて、調子が悪くなった時に病院へ)。

以上違った医学があり、それぞれに合った医学について考えることも大切である。

                    〜まとめとして

○ 疲れがとれる時間帯は、午後11時から12時の間である。

○ 出来るだけ薄着をすること。

○ 時には体を低く四つん這いになること(草引きなどをして)。

○ 生き甲斐をもつこと(仕事、ボランテア、お喋りなど)。

これが健康で長生きする秘訣である。

薬と治療について  草引きなどをして体を低くする 
身振り手振りで講義中の講師 


講 義 を 聴 き 終 え て 

医師の病気治療と薬の関係、更に薬の飲み合わせについて、今まで深く考えた事はなかったが、大変勉強になった。病院で医師に指示された薬でも時には薬剤師さんに副作用などについてお話を聞いて見るの事も大切だと教えられた。